三谷祭(愛知県蒲郡市)
2005.10.16
三谷祭は、若宮神社と八剣神社の例祭で、神輿の神幸ととも
に4台の山車(やま)と、船形の神船が曳き出されます。
三谷祭の起源は元禄9年(1696)、庄屋の佐左衛門が、
八剣社の神が若宮社へ神幸されたとの霊夢を見、神の
お告げとして9月9日重陽の日を以って祭日と定め、神輿
をしつらえて、祭事を行ったことが起源といわれています。
その後、京都の祇園祭の鉾を真似た山車が建造され、盛大
に行われるようになりました。この三谷祭は天下の奇祭として
知られ、山車を海中に曳きいれる「海中渡御」は、勇壮です。
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山車には山車柱と呼ばれる飾り柱が取り付け
られます。祇園祭の山鉾にみられる真木(鉾柱)
が変形したものか、あるいは上棟祭などで使われ
る梵天に由来したものでしょうか。いづれにしても、
神の依り代であることは間違いないでしょう。

上区の剣山山車。柱には剣と五色の吹流し、
国旗が取り付けられます。
左より、上区剣山山車、西区恵比寿山車、
北区三蓋傘山車、中区花山山車

東区の神船若宮丸。

秩父屋台や日野の曳山と同じ「ギリ棒」(秩父での名称)
を支点に山車を浮かせながら方向転換をします。

剣山山車の彫刻。
手に持つのは紙垂の一種か? 
姫路の祭りでも同じようなもの(紙垂)で
屋台の周りを囲んでいます。

剣山山車の海中渡御。
昔、道が狭かったので、やむなく海中を
曳行したとか。

恵比寿山車の海中渡御。
三蓋傘山車の海中渡御。

若宮神社で整列の4台。

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